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<天皇賞(4日)>
四位騎手絶賛の菊花賞馬に乗ろう! 今年も混戦必至の天皇賞(春)だが「私に任せて」の和田美保はアサクサキングスの実績を素直に信頼した。昨年以上に馬体が充実し、パワーアップは歴然。自慢のスタミナが生きる流れとなりそうで、2度目の戴冠を果たす可能性は十分だ。
菊花賞馬アサクサキングスが勝つ。
大阪杯の1週前、調教に向かう四位騎手に声をかけられた。「キングス、本当にめっちゃ良くなっている。今から乗るから見てみ」。ダクを踏むキングスを見て驚いた。トモや肩のあたりに筋肉がビシッとついて、馬が本当に大きく見えた。明らかに違うのは馬体の充実度。昨年は菊花賞馬に輝いたものの、体が減ってしまうことを気にしながらの調整だった。
神戸新聞杯は、休み明けにもかかわらず宝塚記念から10キロ減。菊花賞で4キロ戻したが、春よりマイナス体重だった。今年の始動戦である大阪杯は16キロ増。有馬記念を回避し、じっくり休養に充てたことが吉と出た。びっしり調教を積んでも、食べたものが身になっているところが昨年とまったく違う。
大阪杯は、四位いわく「前(ダイワスカーレット)は射程圏に入っていたよ。でも、後ろも気にした」という競馬。後ろには本番で対戦するメイショウサムソンがいた。2番手から持ったままで直線に入った。エンジンの掛かりが遅いのはステイヤーゆえだ。「休み明けだったし、次のことも考えてリズムを崩す競馬をしたくなかったから」。かわせる手応えはあったが、かわさなかったと取れる。3歳時はウオッカにダービーを勝たれ、牝馬に水をあけられたが、大阪杯はスカーレットから0秒2差の3着。距離適性の差を考えれば、追い越したと言っても言い過ぎではない。
ホクトスルタンが逃げを打ち、アドマイヤメインが続く隊列。スローの瞬発力勝負ではなく、スタミナが試されるレースになる。2頭を前に見ながら、菊花賞同様に少し離れた好位集団につけ、坂の下りを利用して一気にスパートをかける。昨年、京都の3000メートルで結果を出している馬が、それ以上にパワーアップしている。となれば、ほかに何も考える必要はないだろう。2歳時に乗っていた横山典騎手が、04年春の天皇賞を勝った馬の名を挙げながら「イングランディーレのような馬になるよ」と言ったのは有名な話。いよいよ、その時がきた。キングスが文字通り長距離界のキングになる。